インドでの乳製品の歴史は古く、紀元前3,000年頃の書物にはチーズと思われる記述があるそうです。
インドカレーのお店で「パラクパニール」というメニューを見たことはありませんでしょうか?インドでもポピュラーな、ほうれん草とチーズのカレーです。パラクがほうれん草、パニールがチーズの意味です。
インドをはじめ、パキスタン、アフガニスタン、イランなどの地域で一般的に使われるチーズは「パニール」と呼ばれています。
【パニール】
豆腐のような外観を持ったチーズです。水牛や牛の乳を高温で加熱し、レモンやライムなど酸性の液体を加えて凝固させてつくる熱凝固チーズです。凝固に植物性の酸が補助的に使われる点が特徴です。ヒンドゥー教では牛が神聖な動物であることからレンネット(元来、仔牛の胃から抽出していたため)を利用しないため、酸凝固や熱凝固のチーズが発展しました。
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